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向田邦子ドラマ傑作選『空の羊』を観て感傷的な気分に。

2/26の19時からBS12で放送していた『空の羊』というドラマを途中から観ました。

 

※ネタバレ注意です。ネタバレを気になさる方はお読みにならないで下さい。

 

向田邦子さん原案、久世光彦さんが監督でした。

久世光彦さんは小説家としてしか知りませんでしたが、ドラマの監督もされていたんですね。

 

主演は田中裕子さんです。

「向田邦子ドラマ傑作選」、他の作品も少しだけ観たことがありますが、その時も主要キャストが同じでした。

田中裕子さん・小林薫さん・四谷シモンさん・加藤治子さんを他の2作品でも見たような気がします。

もしかして、このシリーズの全作品に出演されているのでしょうか。

 

今回のドラマ『空の羊』に登場する3姉妹は、長女役を田中裕子さん、次女役を戸田菜穂さん、三女役を田畑智子さんが演じていました。

時代は昭和13年です。

途中から観たせいか、戸田菜穂さん演じる次女五海(いつみ)の妊娠・流産が印象的でした。

西島秀俊さん演じる作家志望の男性の子を妊娠しますが、その男性には恋人がいて五海は捨てられてしまいます。

そして五海は流産します。

話を聞いた職人(演じているのは萩原聖人さん)が作家志望の男に殴りかかります。

この場面の萩原聖人さんがとても魅力的でした。

男に捨てられても、想ってくれている男性がいる五海が羨ましいです。

その後職人と五海はお互いに淡い恋心を抱くようになりますが、職人は出征してしまいます。

この作品の戸田さん・西島さん・萩原さん、美男美女で見入ってしまいました。

 

現代だと「未婚で妊娠」というのは珍しいことでもなく悲壮感もそんなにないと思いますが、このドラマで涙を誘うのは時代が違うせいでしょうか。

しかも流産の後に思いを寄せる人が出征してしまうことも相まって、ドラマを観終えた後もしばらく感傷的な気分になっていました。

 

夕食の時に偶然観たので、前半を観られなかったのが残念です。

見応えがあるドラマだったので、この番組枠来週からは録画しようかな。