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思い出したビッグモーターの査定での不審な一言「他(の査定)を呼ばないで欲しいんですが」

ビッグモーターの事件を連日テレビで見ていると、数年前の査定を思い出します。

5~6年前に家族の車をビッグモーターに売ったことがあるのです。

 

ネットで査定の申し込みをしたところ、22時頃だったと思いますがすぐに電話がかかってきて驚きました。申し込んだとはいえこんな夜に電話が来るなんて。こんなところも異常性の表れだったのでしょうか。

査定当日、1時間遅れるとの電話がありました。

査定に来た人は物腰が柔らかくて丁寧で好印象でした。

他社ではネットで販売しているがうちの会社はネットに出さず店舗で販売しているということを得意げに話していましたがどういうメリットがあったのでしょうか。分かりませんでしたが暑くて査定を早く終わらせたかったので詳しく聞きませんでした。

査定に入ると、最初20万円とのことでした。

一年ほど前に購入した軽自動車で、近場の買い物にしか使用していなかったので走行距離はとても少ない車でした。ぶつけた傷はありましたが、車庫に入れていたため車体やライトは日焼けなどしておらず綺麗でした。

他に査定を頼んでいるか聞かれ、頼んでいると答えると査定額が一変。

40万円とのこと。

いくらなら即決かと聞かれました。

車の査定なんて初めてで、相場が分かりません。

ネットで調べても同じ車種でもグレードや年数、走行距離でまちまちでいくらが妥当なのか分かりません。

買取価格を決めるのはビッグモーター側なのだから、希望価格を言っても意味があるのだろうか?と疑問に思いいらだちを感じましたが、どのように対応したらいいのか分からず、何となく45万円にしてしまいました。

今思うともっと図々しく高い金額を言えば良かったと思います。

「他(の査定)を呼ばないで欲しいんですが」と言われた時に不信感とさらなる苛立ちを感じました。

時間に遅れて来たくせに厚かましい!)と思ったのですが、夏の暑い時で頭も働かず早く終わらせたい思いもありビッグモーターに言われるがままに他社に査定キャンセルの電話をしてしまいました。

ビッグモーターの言うことなんか受け入れず、他社にも査定してもらえば良かったと後悔しています。

 

契約書にサインをして営業の人は帰り、その後他の人が車を取りに来ました。

その人に「新車ですね」と言われたことで、もしかして傷があっても車庫で保管してほとんど劣化していないことと走行距離が短いことで本当はもっと高値がついたのではないかと思ってしまいました。

最初20万円と言われて結局45万円だったり、査定など駆け引きがあるものはよく分からなくて嫌ですね。

 

「他(の査定)を呼ばないで欲しいんですが」という発言に嫌悪感を覚えその後も度々思い出していたので、これまで感じていた違和感がビッグモーターの不正のニュースを見てやっと腑に落ちた気がしました。